愛犬がご飯を食べない。飼い主にとって、いちばん不安になる瞬間のひとつです。
まず大切なことをお伝えします。**「何日まで様子を見ていいか」はこの記事では判断できません。**それは年齢・持病・水を飲めているかなどで大きく変わるため、獣医師にしか判断できないからです。特に子犬・シニア犬・持病のある子は、早めの相談をおすすめします。
この記事でお伝えするのは、その受診を最大限意味のあるものにするための記録です。「食べない」という情報だけよりも、これから挙げる7つが揃っていると、獣医さんが状況を把握しやすくなります。
記録すべき7つの情報
1. いつから食べないか(日時)
「昨日の夜ごはんから」「today の朝は半分食べた」——最初に食べなくなった食事がいつかを特定します。曖昧なら「最後に完食した食事」を思い出して記録してください。
2. あげた量と食べた量
「食べない」にも程度があります。全く口をつけないのか、半分残すのか。あげた量(g)と食べた量(g)を分けて記録すると、食欲の低下が数字で見えます。詳しくは「「あげた量」と「食べた量」を分けて記録する理由」をどうぞ。
3. 食べ方の変化
量だけでなく「食べ方」も情報です。
- 匂いは嗅ぐが口をつけない
- 食べ始めるがすぐやめる
- ドライは残すがおやつは食べる
- 飲み込みにくそう・口を痛がる様子がある
こうした様子は、メモ欄に一言残しておきましょう。
4. 水を飲めているか
食べない状況で獣医さんが必ず確認するのが水分です。飲水量の測り方は「犬の飲水量の測り方」を参考に、mlで記録できるとベストです。
5. 嘔吐・下痢の有無と回数
あった場合は発生時刻と回数を記録します。内容物や便の状態は、言葉で説明するより写真のほうが正確に伝わることが多いです(診察時に見せられるように保存しておきましょう)。
6. 元気・様子の変化
散歩に行きたがるか、寝てばかりか、震えはないか。「いつもと違う」と感じたことを、感じたままメモしてください。
7. 環境の変化
食欲は環境にも影響されます。フードを変えた、引っ越した、家族が増えた・減った、気温が急に変わった——思い当たることがあれば記録に含めます。
受診時にそのまま見せられるメモの形
上の7つを、時系列で1枚にまとめるのが理想です。
7/4(木) 朝: あげ80g / 食べ80g(完食) 夜: あげ80g / 食べ30g。匂いを嗅いでから少し食べてやめた 水: 合計220ml(いつもは300ml前後) 7/5(金) 朝: あげ80g / 食べ0g。おやつは食べた 嘔吐: 6:30に1回 様子: 散歩は普通に行った
この形で残っていれば、診察室で「えっと、確か…」と思い出す必要がありません。わんカルテなら、ごはん・水分・症状をその場で記録するだけで、この時系列がそのまま日別サマリーになります。
まとめ
- 「何日様子を見ていいか」は獣医師の判断領域。不安なら早めに相談を
- 記録すべきは「いつから・あげた量と食べた量・食べ方・水分・嘔吐や下痢・様子・環境変化」の7つ
- 時系列でまとまった記録が、受診の質を大きく上げる